昭和の香り
こんな幼稚な内容は今時の朝日新聞/毎日新聞/日経新聞でもボツになるだろう。
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厚労省に嫌われた「アビガン」 コロナ治療薬に承認されなかったのは“新参者”だから(デイリー新潮 日付不明←2020/12/28の段階で)
(前略)
政治力の欠如?
どうして、厚労省はアビガンを“目の敵”にするのだろうか。
「1つは、アビガンの認可は薬系技官の許認可権限事項であり、責任をとらされるのは自分たちで、自分たちが進めてきたもの以外は認めたくない。外部の一切の介入を許さないという彼らに強い自負があるからでしょう」
 もう1つは、富士フイルム富山化学が製造を行っていることが大きいという。
「同社の前身である富山化学工業は1930年、富山化学研究所として創立しました。61年には当時の東証と大証の2部に上場を果たし、2002年には大正製薬と資本・業務提携を行いました。そして08年に富士フイルムホールディングスの連結子会社となり、18年に完全子会社化したという経緯があります。大手の製薬会社と比較すると“新参者”であり、厚労省への影響力もありません」
 更にネット上などで「厚労省の天下りを受け入れていないから、承認してもらえない」という指摘が散見される。今回の承認見送りで、そうした声が更に強くなるのかもしれない。
 ちなみに関係者によると、「継続審議と言えば聞こえがいいが、実質的には承認しないという意味合いが強い」という。
週刊新潮WEB取材班
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そもそも、タイトルの「新参者だから」は誤りである。正しくは「製薬企業としての体を成していないから」。またアビガンを“目の敵”にしているのは厚労省ではない。富山化学はもちろん、どんな製薬企業にも絶対に天下りできない、定年間近のムショ勤めの医者である。厚労省はいつも通りの審査をしただけだ。さらに、「WEB取材班」との今風のネーミングにもかかわらず、時代錯誤も甚だしいデマを根拠にする書きぶりには正に昭和の香りがする。まあ、書き手はどうでもいい。単なるバカなのだから。
 問題はやはり富山化学の方にある。たとえ僅かでも会社に「誇り」を持っていれば、それこそ法的手段に訴えてでも、こんな自社を馬鹿にした記事は即刻取り下げさせるはずだ。なのに何を勘違いしているのか知らないが、日本医事新報の手遅れヨイショ記事同様に野放しにしておくから、ついには薬害オンブズパースン会議にしか相手にされなくなるのだよ。

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