空の神兵再び
peer pressureの和訳が生まれたのが「辛味入り汁かけ飯」なる新語が発案されたのと同時代だったかどうかは寡聞にして知らない。しかし、そんなことはどうでもいい。大切なのはその精神が今も帝国臣民の心の中に脈々と受け継がれているという事実だ。
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JALとANA、14日からワクチン前倒し接種 国際線乗務員優先(ロイター 2021年6月11日)
[東京 11日 ロイター] -
新型コロナウイルスワクチンの職域接種について、日本航空(JAL)とANAホールディングス傘下の全日本空輸が14日から実施できるよう準備しているこ
とが分かった。両社の広報担当者が11日、明らかにした。両社ともまず、国際線のパイロットや客室乗務員への接種を優先し、羽田空港での実施に向けて調整
に入っている。政府は21日から職域接種の開始を予定しているが、接種を急ぐ必要がある職域では開始を早めることも可能とした。国際線に従事する社員は、
感染力の強い変異株が流行している各国を含め往来するため、JAL、ANA両社はできるだけ早い接種が必要と判断した。
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「諸君は空の神兵(しんぺい)である。ただいまより特別攻撃隊員を募集する。我と思わん者は一歩前へ出よ」
第
二航空艦隊司令長官・福留繁中将の訓示に、一瞬、その場が凍りついた。フィリピン、クラーク・フィールドのアンヘレス北飛行場。ぎらぎらと太陽が照りつけ
る草原の滑走路に整列した搭乗員たちは皆、顔は前を向いたまま、目だけをきょろきょろさせて、周囲の様子をうかがっていた。そして数秒。沈黙に耐えかねた
誰かが前に出ると、それにつられて全員が、ぞろぞろと重い一歩を踏み出した。
(神立 尚紀 5度の出撃から奇跡的に生還した少年特攻隊員が明かした建前と本音 現代ビジネス 2020/7/19 より)
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参考:ワクチン接種めぐり労災請求30件 医療従事者ら、厚労相答弁 (SankeiBiz 2021.5.25 )
田村憲久厚生労働相は24日の参院決算委員会で、医療従事者らへの新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、副反応など健康被害があったとして労災保険の給付を求める請求が21日時点で30件に上ると明らかにした。立憲民主党の吉田忠智氏への答弁。田村氏は医療従事者らへの接種について「何かあった時に対応してもらわなければならない」と趣旨を述べ、副反応などが生じた場合には「労災の適用と考えてもいいだろうということで対象にする」と説明した。
厚労省は、一般労働者のワクチン接種を業務として認めず、健康被害を労災保険の対象外とする一方、医療従事者らの接種は医療提供体制の確保のため必要として、対象に含めるとの見解を示している。
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