Peer Reviewの意味

Peer Reviewを語る時、審査する側はすべて「持ち出し」であって、何の利益もないとされる。しかし、implicit benefitは確実にある。

忙しい日常の中でreviewerを引き受けるような人間の多くは、authorから「お前に言われたくない!」って反論されないように、普段か ら自分を高めている、そんなacademic nobles obligeを強く意識している。それは、自分の名前がauthorに知れようが知られまいが関係ない。なぜなら、それはあくまで研究者としての自尊心の 問題だからだ。

だから、捏造を見抜けなかったからといって、査読者が恥じることもなければ、査読者を責めるのも無意味だ。捏造はあくまで論文を書く側の自尊心の 問題だからだ。「真相究明」を叫ぶような、くだらない仕事は、研究や論文査読には一生縁が無いジャーナリスト達に任せておくがよい。

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