子どもでもわかる超過死亡の原因:嘘と利権が招いた悲劇
論理破綻、説明無責任、破廉恥極まりないでっち上げ

You can fool all the people some of the time, and some of the people all the time, but you cannot fool all the people all the time. (Abraham Lincoln)
Je größer die Lüge, desto mehr Menschen folgen ihr. (Adolf Hitler)(注:この言葉の出典に関しては→レファレンス事例詳細
They lied! They said there were weapons of mass destruction. There were none, and they knew there were none. (Donald Trump)
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2021年の国内死者、想定超える 新型コロナによる医療逼迫影響か 朝日新聞 2022年5月22日
新型コロナウイルスの流行が始まった2020年は、国内のすべての死者数が予測よりも少なかったのに対し、デルタ株などで大きな感染がみられた21年は多かったことが厚生労働省研究班の分析で分かった(*)。20年は感染対策の徹底でインフルエンザなどほかの感染症が減ったのに対し、21年はコロナによる医療逼迫(ひっぱく)が深刻化したこともあって死者数が押し上げられた可能性があると専門家はみている。
この分析には、死者が例年と比べてどれほど増えたかをみる「超過死亡」という指標が使われた。

研究班がウェブサイト(https://exdeaths-japan.org/別ウインドウで開きます)で、47都道府県の1週間ごとの超過死亡を算出して公開。今年4月に21年12月分が更新され、20年と21年分がそろった。これをもとに、超過死亡を積算した。20年は大きな超過死亡がみられず、逆に想定を約6千~約5万人下回る「過少死亡」がみられた。20年に過少死亡がみられたのは世界的にも珍しいという。代表者の橋爪真弘・東京大教授(疫学)「マスクの着用や手洗いなどの感染対策で、インフルエンザなどほかの感染症が減ったことが大きいのだろう」とみる。 (中略)

研究班のメンバーでもある鈴木基・国立感染症研究所感染症疫学センター長は「なぜ、21年に大きな超過死亡が出たのか、原因を特定することは難しい」としたうえで、4波の関西や5波の首都圏の超過死亡は、新規陽性者の増加と医療逼迫と重なっているため、「新型コロナの流行拡大によるものといえる」と話す。
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新型コロナウイルス感染症等の感染症サーベイランス体制の抜本的拡充に向けた人材育成と感染症疫学的手法の開発研究(厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究 研究代表者 国立感染症研究所 感染症疫学センター 鈴木 基 研究費 3億4935万4千円)(注:上記の記事では代表者が橋爪教授となっていますが、分担者の誤りと思われます

橋爪先生へ
「マスクの着用や手洗いなどの感染対策で、インフルエンザなどほかの感染症が減った」との御説のエビデンスはどこにありますか?先生のおっしゃるのは根拠のない空想医学物語です。噺家じゃないんですから、仮にも帝大、それも疫学の教授でいらっしゃるのですから。冗談も休み休みにしてください。

●インフルエンザを絶滅させるほどの威力を持つマスクと手洗いならば、今までのインフルエンザの流行は何だったのですか?KGB/CIA/フリーメーソン(何でもいいんですけど)が、インフルエンザワクチンを世界中で売るために、マスクと手洗いのエビデンスを隠していたとか?噺家じゃないんですから、仮にも帝大、それも疫学の教授でいらっしゃるのですから。冗談も休み休みにしてください。(実は冗談ではありませんでした

●インフルエンザが流行しなくなったのはウイルス干渉によるものであることを、既に2020年10月にエール大学のグループが明らかにしており、今や広く一般市民も知るところとなっています(下記)。この事実を踏まえて伺いますが、マスクと手洗い消毒液がインフルエンザを絶滅させたのにオミクロン株の感染者は新型コロナ史上最高に達したという事実をどう説明するのですか?「マスクにも手洗い消毒液にもインフルエンザウイルスとSARS-Cov-2の弁別能があり、インフルエンザウイルスだけを選択的に殺す」ってことですか?噺家じゃないんですから、仮にも帝大、それも疫学の教授でいらっしゃるのですから。冗談も休み休みにしてください。

Wu A, Mihaylova VT, Landry ML, Foxman EF. Interference between rhinovirus and influenza A virus: a clinical data analysis and experimental infection study. Lancet Microbe. 2020;1(6):e254-e262. doi:10.1016/s2666-5247(20)30114-2
These findings indicate that viral interference might shape and potentially interrupt an epidemic, and should be considered when predicting and designing interventions for seasonal influenza epidemics and the ongoing COVID-19 pandemic.(これらの知見は、ウイルスの干渉が流行を形成し、それを中断させる可能性があることを示しており、季節性インフルエンザの流行や現在 進行中のCOVID-19パンデミックの予測や介入策の設計の際に考慮されるべきものである)

Why a Coronavirus-Flu ‘Twindemic’ May Never Happen (The New York Times, Updated April 10, 2022)
Rather, exposure to one respiratory virus may put the body’s immune defenses on high alert, barring other intruders from gaining entry into the airways. This biological phenomenon, called viral interference, may cap the amount of respiratory virus circulating in a region at any given time.(むしろ、ある呼吸器系ウイルスに感染すると、身体の免疫防御が厳戒態勢に入り、他の侵入者の気道への侵入を阻む可能性があるのだ。この生物学 的現象はウイルス干渉と呼ばれ、ある地域で流通する呼吸器ウイルスの量に上限を設けている可能性がある)

鈴木基(もとい)先生へ
まず、右の表を見てください。この表を見ながら話を進めます。
2021年が超過死亡になった理由をあれこれ説明するより前に、大切な問いに答えてください。既知の因子はむしろより過少死亡になる方向へ働いていたにもかかわらず。なぜ21年は過少死亡にならなかったのですか?20年と一体全体どこが違っていたのですか?

こんなことをなぜ訊くかというと;

21年はマスクも手洗いも20年よりも強化されていた:日本でも無症状者のマスクを奨励するようになったのは2020年6月以降です(WHOがマスクに関する方針転換 無症状者のマスク着用によるエビデンス 忽那賢志 2020/6/7)。一方、2021年は一年を通じてマスク着用・手洗いの励行が20年よりも強化されていました。だから21年は20年よりもさらに過少死亡となっていたはずなのです。

21年は医療逼迫も20年よりも緩和されていた:20年は本当に大変でした。様々なことが手探りでした。でも困難を通して医療従事者だけでなく、国民全体で新型コロナへの対処を学びました。診断・治療も21年の方がはるかに進歩していました。専門医以外もコロナの診療に大きく貢献しました。G7でぶっちぎり最低、高齢化率を考慮すれば、OECD38ヶ国の中でも最低の100万人あたり新型コロナ死亡率は、日本の勲章です。医療体制も、より過少死亡になる方向に貢献できていたはずなのです。それを医療逼迫が超過死亡の原因だなんて。それこそ非国民の戯言です。

論理破綻とでっち上げ
おわかりになっていただけたでしょうか?全ての国民をいつまでも騙すことはできないのです。超過死亡の原因を取り繕おうとする前に、世界的にも珍しい(おそらく日本だけ)コロナ禍における超過死亡が、霊験あらたかなマスク・手洗いの効果であるという論理破綻の落とし前をつけておかねばならなかったのです。その落とし前もつけずに、超過死亡を「医療逼迫」のせいにするなど言語道断!!。関係者の医療体制改善の努力と現場の奮闘を踏みにじる、大阪地検特捜部顔負けの、破廉恥極まりないでっち上げです。

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