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2003/2/12日経:病院に企業並み新会計基準を2004年度導入・厚労省
厚生労働省は全病院に共通する新しい会計基準を2004年度から導入する。将来の退職金支払いに備えた会計の仕組みをとり入れることなどで企業会計並みに透明性を高め、官民を問わず病院の経営を比較できるようにする。病院の経営効率の向上につなげるほか、自治体が運営する病院など公的病院の統廃合を判断する際の「物差し」にもする。
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ついに我が本社もここまで思い切ったかと感慨深い.”企業会計並みに透明性を高め”っていうからには監査法人が評価するんでしょうなあ.そうなると清水の舞台から飛び降りる覚悟とお見受けした.
まさか厚労省自らがお出ましで監査なさるなんてことをお考えではありますまい.粉飾決算共犯のリスクを負うことになりますぞ.日本の病院全体となると,エンロンなみの爆弾ですからね.
どうせ監査法人に評価させるなんて度胸はあるめえ.もしもそんなことをしたら,厚労省だけが自爆することにはならず,それこそ世界一の病院チェーンが粉飾決算でおじゃん,てなことになる.清水の舞台から飛び降りるどころの騒ぎじゃなくて,おんぼろ車を暴走させて集団登校の列に突っ込むことになるってわけだ.企業会計ってのも,自分だけいい格好して,また現場いびりの責め道具を考え出しただけだろう.
新聞もおめでたいことこの上ない.第三者機関である監査法人が入るのか入らないのかが最も本質的な問題であることぐらい簡単にわかるはずなのに,その最も本質的なことに全く触れていないから,結局役所の提灯持ちの記事になっている.日経なんていったって,経済のこと,何もわかっちゃいねえんだから.