厚労省お手製のデータ改竄
「ワクチン有効」は嘘だった

「僕が行くことがどこかから情報が漏れてるんですよ。霞ヶ関はすごい組織です。あのときほど役人が怖いと思ったことはない」
逆風に見舞われた坂口厚労大臣の決意 日経ビジネス 2017/5/9

何なのでしょうね。この静けさは。製薬企業なら会社ごと吹っ飛ぶ事件なのに?ディオバン事件どころの問題ではないのに?厚生労働省自らがデータ改竄に手を染めたのに?それも、今をときめくコロナワクチンが、効いていないのを効いているかのように粉飾したのに?それもそのはずです。全て「国」がやったことですから、そもそも罪にはならないのです。彼らの落ち着きぶりが何よりの証拠です。

『何?裁判?上等だい。最後の尻ぬぐいは政治家と相場が決まってるんだ。俺たちゃファイザー/モデルナ同様、全面的に免責なんだ。粛々とこれまで通り仕事を進めるだけさ』 役人も御用医師達も皆そう思っています。何たって我が国にはハンセン病政策の「前例」があるのですから(癩予防法の悪夢再び:n度目も悲劇として)。

データ改竄によって粉飾されたワクチンの有効性
厚労省が公式データ修正→「ワクチン有効」は嘘でした…の衝撃。森田 洋之 2022年5月17日 17:00

これ、正真正銘のデータ改竄です。「うっかり間違えた」ではありません。だって「確信犯でした」って開示しちゃっているんですから。まずは森田さんの解説を御覧ください。そうすれば、おわかりになるでしょう。ここは本来なら森田さんの記事を紹介するだけいいのですが、しかしそれだけだとジャーナリストと称する売文業者と同列になってしまいますので、蛇足を百も承知で以下に私なりの解説を。

厚労省が改竄に基づいて出していたメッセージは
1.ワクチンは感染を予防します。
2.それが何より証拠には、検査陽性者数の中に占める人の中では、未接種者の比率が圧倒的に高いからです。
3.それでも2回接種を済ませた方でもそのうち効果がなくなるので、大切な人のためにも、あなた自身のためにも、皆さん是非とも急いで3回目接種を。
4.(implicit 暗黙のメッセージとして)未接種者=俺たちの言うことを聞かずにコロナをばらまいた非国民ども

それを今回改竄を止めて出したメッセージは
1.ワクチンの感染予防効果は接種後数ヶ月でなくなります。
2.それが何より証拠には、検査陽性者数の中に占める人の中では、未接種者よりも2回接種者の方が比率が高いからです。
3.つまり2回接種を済ませた方は既に非国民ども未接種者の方よりもコロナにかかりやすくなっているので、大切な人のためにも、あなた自身のためにも、皆さん是非とも急いで3回目接種を。3回目も直ぐに効かなくなりますが、4回目も予定していますのでどうぞご安心を。厚生労働省はいつも国民の皆様の健康と幸せを願っています。
4.(implicit 暗黙のメッセージとして)3回目回避者=国の要請に従わず、未接種者よりも、もっとたくさんコロナをばらまいた非国民ども

改竄の手口は至って単純明快
第83回(令和4年5月11日)新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード資料2-5事務局提出資料にある、下記の文章が全てです。(資料全体は→こちら
『ワクチン接種歴が未記入の場合、令和4年4月20日までの日までのADB提出データでは未接種に分類していたが、5月11日以降の日以降のADB提出データでは接種歴不明に分類している』(注:ADBとはアドバイザリーボードのこと)

つまり、ワクチン接種歴が未記入の場合(一番右側のコラムにある「接種歴不明」のカテゴリー入れずに)、これまでは全て「未接種」に上乗せすることによって、未接種に分類される検査陽性者数を大幅に水増しした。そうすることによって、2回・3回接種者の検査陽性者数が、水増し未接種者に比べて相対的に少ないように見せかけていた。

新型コロナによる死亡とワクチン副作用による死亡についても、役人が同様の手口を使っていることは以前に説明しました→コロナ死は水増し・ワクチン副作用死は裁量隠蔽

改竄の有無で比較:2回接種は効果なし/却って新規感染リスク上昇。3回目にも疑問符。
この工作は改竄をやっていた時の表(Before 上段)と改竄を止めてからの表(After 下段)を比較するとよくわかります(クリックして拡大

●改竄を止める前、10万人あたりの新規陽性者数は、全年齢層で未接種者群が2回接種群を大きく上回っていた。

●改竄を止めたら、未接種者群での新規陽性者数が激減した。(以前は未接種者群に組み入れられていた)接種歴未記入例が如何に多かったかが一目瞭然

●改竄を止めた結果、相対的に2回接種群における10万人あたりの新規陽性者数が、未接種者群のそれと同等ないしは上回る年齢層が明らかになった。

●具体的には、2回接種群における10万人あたりの新規陽性者数を未接種群と比べると:
-30-39歳では同等(有効性ゼロ。これではワクチンを打つ意味が無い)。
40-49歳、60歳から79歳までの年齢層では2回接種群の方が却って高くなっている。つまりせっかくワクチンを2回打ったのにコロナに罹りやすくなってしまった
-その他の年齢群でも95%の有効性からは程遠い状態

●3回接種群における10万人あたりの新規陽性者数を未接種群と比べると、ほとんどの年齢層で低くはなっているものの、65-69歳では3回接種群の方わずかに高い(24.1 vs 25.7)、40-49歳群では30%の抑制に止まる(111.2 vs 78.6)など、期待された効果が見られていない。さらにそのわずかな効果もほんの2-3ヶ月の命。それを知っているからこそのデータ改竄だった。

●でも何も心配することはない。4回目も全国民に行き渡る本数を用意してあるのだから。

改竄手口開示に至った経緯
もしこれが製薬企業なら会社ごと吹っ飛びます。でも厚労省だから吹っ飛ばない。それを百も承知の上で(上記)、しれっと改竄手法を開示したというわけです。それまでの経緯は下記の通り。

ワクチンを2回接種しても現時点では未接種者とほぼ変わらないか、高齢者は感染しやすくなってるかも…というデータが今回正式に出てしまったのです。実はこのような傾向はイギリスやスウェーデンなど、国がしっかりした統計を公表している国ではすでに見られていた傾向でした。

でも日本の厚労省は公式発表では前述の通り、「ワクチン接種者」はやはり感染しにくい、と言っていたのですね。本当かな?と思いつつも、まあ、今回のコロナは国ごとに感染者数も死者数もまちまちなので、そういうこともあるかな、と思っていました、そんななかSNSを中心に、

発生届の接種歴「未記入」が怪しい…データに不備がありそうだ…
と話題が盛り上がりまして、その結果今回、厚労省がデータの間違いを正式に発表ということになったのです。(厚労省が公式データ修正→「ワクチン有効」は嘘でした…の衝撃。森田 洋之 2022年5月17日 17:00

なぜこんなインチキ・でっち上げが今の今まで見逃されてきたのか?
なぜって、だって国民の皆様が選んだ議員で構成された国会で決まったことだからです。昨年(2021年9月)の記事を御覧ください(GCP違反に基づくワクチン接種)。ワクチン全権委任法(別名 特例承認)の下では、データ改竄に対して具体的な罰則を定めてはいないのです。ましてやその改竄を行ったのが「国」であれば、一体誰が誰を罰することができるというのでしょうか。今頃連中は後ろを向いて舌を出していますよ。そういう奴らなんですよ、千代田区しか知らない田舎者なんて。(続く)

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