アニメでじゅげむ
ってな傑作アニメがある.どんなもんかってえと,ネット上にの解説には,
”日本の古典芸能、落語。興味はあってもあまり気軽に入り込めないイメージがある落語が、アニメーションになって登場。TVアニメ「ちびまるこちゃん」「忍たま乱太郎」などで有名なプロダクション・亜細亜堂のクリエイターたちが制作した個性的なキャラクターが、プロの落語家たちが演じる古典落語と合体。大人から子供まで、分かりやすく気軽に落語の世界を楽しめる作品となった。さらにその斬新な発想は2004年の「東京国際アニメフェア2004」でも注目を集め、優秀作品賞を受賞。”
とある.先日たまたま見る機会があった.確かにこれがすこぶる面白く,私のようなおじさんが夢中になった.斬新だったのは,日本昔話のような時代物のキャラではなくて,もっと先進的な状況設定だったことだ.興味のある人は実物を御覧あれ.
私も,神経内科快刀乱麻でアニメキャラは使っているが,ほんの添え物である.あれをもっと活用しない手はないと思った.
医学とアニメというと,”ブラックジャック”や,”同よろしく”のような深刻劇を思い浮かべる人もいるだろうが,私が企画するのは,そんな陳腐なものではない.吉本のノリで,臨床現場での弾の除け方,地雷の探知の仕方を教育するようなやつだ.医療面接や,外来での診察の組み立てと診断戦略なんか,すっげえ面白いアニメになること請け合いだ.
アニメキャラによる医学教育番組は,間違いなく売れる.快刀乱麻のコンテンツ作成者が言っているのだから間違いない.古典落語がアニメにできるのなら,臨床教育がアニメにできないはずがない.面白い仕事だから,臨床側からの協力の申し出は引きも切らないだろう.
医者やコメディカルばかりでなく,中学生や高校生にも楽しんでもらえる作品にする.何しろ,世界に冠たるジャパニメーションだ.古典落語のアニメと違って,輸出もできる.
うーん,やっぱり役人やってる場合じゃないか.