イカサマ本による健康被害

WELQ問題から2年余りが過ぎた(今日は2019/3/18).既に,2017年8月で再開しないと決定したこともあり,現在のDeNA HealthcareにはWELQのWの字もない.しかし,WELQ問題は我々の記憶には明確に残っている.

一方,「GAFAたたいてる場合か」なんて能天気なことを言っているジジイがいるが,このジジイも,そしてそんなジジイの戯言を有料記事にしているゴミ新聞もWELQの教訓を保持する記銘力さえも失ってしまったようだ.

医薬品・医療器具のように健康被害リスクのある商品は,開発から製造,流通管理,販売に至るまで,各段階の企業に法令で責任が定められている.一方,ニセ医学情報てんこ盛りの書籍は野放しである.個人書店ならば,健康被害に直結するような有害図書を医学書と一緒に販売するようなインチキ商法をやっていても大目に見てもらえる.しかし,アマゾンのような一人勝ち巨大企業になると,その社会的責任は重大である.税金は払わないし,商売はインチキだなんて,やりたい放題がいつまでも通用するわけがない.

米国アマゾンがイカサマ医療本の販売停止

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