アイヒマンを超えて
ワクチン禍隠蔽ツールとしての「評価不能」
あなたも参加できます。症例検討問題
【問題】:気管支喘息の既往のある13歳の少年が,ワクチン接種後著変なく帰宅後食事を摂った(接種2時間半後)後に入浴,(接種約4時間後),出てこなかったため、確認したところ浴槽内で水没しているところを発見され、救急要請),救急搬送された病院で死亡が確認された。少年の死因として最も可能性の高いのはどれか?(実際の症例票)
A. ワクチン B. 食事 C.評価不能
何故「専門家」の答えだけが違うのか?:HPVワクチン接種後死亡でも「評価不能」ですか?
この問題に対してあなたはどれを選ぶでしょうか?もちろん普通は(!)Aです。性別,年齢,学歴はもちろん国家資格にも一切関係無く(!)Aです。この問題が国家試験に出たら,それが看護師であろうと薬剤師であろうと医師あろうと,学生は100人中100人がAを選びます。実際に救急搬送された病院の担当医はワクチンと死亡の因果関係有りと判断しました。当たり前です。自分はプロだ。学生なんかに負けてたまるか。医者なら誰でもそう思います。
ところが,副反応検討部会(以下部会)の錚々たる専門家の先生方(委員名簿)が全会一致で選んだ答えはC.(「接種後に13歳少年が死亡、一体何があったのか?報告した医師そして厚労省の評価は?」 CBCニュース 21/12/06 21:55)。たとえ学生に負けてもいい,国民を敵に回してもいい。我々には守らねばならないものがある。そんな決意表明が聞こえてくるようです(中学生相手に731部隊気取り)。(「守らねばならないもの」については既に散々説明しました→感染症村の新コロ利権と5類潰し)
普通じゃないお医者様達
この少年は解剖されていますが,「肉眼的に溺没の原因は指摘されない」との判断が出ています。つまり脳卒中等の溺水を引き起こす急病は否定されています。ワクチン接種と気管支喘息の既往を併せて考えれば,アナフィラキシーの遅延反応として起こった喘息重積発作が死因となった。普通の医者はそう考えます。ところが部会の専門家達は「γ(情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できない)と結論付けて、普通の医者の判断を改めて否定しました(症例票:部会資料1-3-1より抜粋)。彼らは普通の医者ではないのです。
4時間の足切りで門前払い:アナフィラキシー遅延反応隠蔽工作
彼らは言うかもしれません。仮にそれが喘息重積発作だったとしても,「接種後4時間も経ってからの発症はアナフィラキシーとしては否定的である」と。しかし,その主張は通りません。なぜなら溺死として見つかったのが接種後4時間なのですから,喘息重積発作はその前,4時間以内なのです。ですから,彼を「評価不能」と判定したのは「命令違反」です(後述)。以下はこの13歳男子の例とは別に,たとえ仮に5時間後に発見だったとしても,それはアナフィラキシー遅延反応に他ならないという説明です。
「医師等の皆さまへ〜新型コロナワクチンの副反応疑い報告のお願い」には、「アナフィラキシーは接種後4時間以内に発生した場合が報告の対象です」と明記してあります。これはアナフィラキシー遅延反応切り捨て工作に他なりません(アナフィラキシーでさえ観察ウィンドウを1/6に短縮)。それが何より証拠には,日本アレルギー学会によるアナフィラキシーガイドライン11ページにはこう明記してあります
『アドレナリン投与を要したアナフィラキシーの遅延反応のうち76%は4時間以内、7.4%は4-10時間のうちに重篤な反応を来している(Brown SGA et al. J Allergy Clin Immunol 2013;132:1141-9)』。
どんなワクチンでもアナフィラキシーは必発です。生命に対するリスクも他の副反応よりはるかに大きい。だから絶対にアナフィラキシーの見逃しがあってはならない。普通の医者ならそう考えます。それなのに部会の御用医師達はそれとは全く逆に,4時間以降に起こるアナフィラキシー遅延反応は,すべて「評価不能」として切り捨ててきた,さらに,この13歳男子例は4時間以内の発症だったのに,「評価不能」と切り捨てた。それが「命令違反」,アイヒマンを超えた所業に出たのです。アイヒマンでさえもこんなことはしませんでした。彼はただ命令に従っただけでした。ワクチンマフィアはその「命令」を下す側に回ったのです。それが「アイヒマンを超えて」という意味です。
「4時間で足切り」は計画的だった
『アナフィラキシーでさえ観察ウィンドウを1/6に短縮』で解説した通り,新型インフルエンザワクチンの副反応報告基準では,アナフィラキシーの場合の接種後症状発生までの時間は24時間となっていました(新型インフルエンザ予防接種後副反応報告とは)。どんなアナフィラキシー反応も見逃さないという,極めてまともな基準です。実際,接種後4時間以降に喘息発作を発症した重篤事例が,「因果関係が否定できない」と判断されています。以下は『資料1-4 重篤症例の概要』 (2010年8月25日 第1回新型インフルエンザ予防接種後副反応検討会)からの抜粋です。いずれも接種後4時間以降に出現したアナフィラキシーの遅延反応/ワクチン誘発性の喘息発作として「因果関係が否定できない」とされたものです。新型コロナワクチンの基準ならば,いずれもアナフィラキシーとは認められず報告さえされていなかったであろう事例です。全284例中,私がざっと拾い上げたものだけですから,もっと詳しく検討すればこの他にもあるかもしれません。
(症例18)アナフィラキシー反応(回復) 20代 女性
既往歴 :クローン病(プレドニゾロン15mg/日 服用)
経過 :ワクチン接種翌朝、出勤途中で気分不良あり、出勤後に呼吸障害、意識レベル低下に至った。動脈血液ガス分析では、pH 7.41、pCO2 52torr、pO2 72torr、血球計数では異常なく、血液生化学では、低カリウム血症3.3 mEq/L を認めた。酸素吸入及び静脈ライン確保、更に副腎皮質ステロイドホルモンを投与し、約12 時間で回復。
因果関係:否定できない
(症例95)喘息発作(回復) 60代 女性
既往歴 :好酸球増多症候群、好酸球性副鼻腔炎、中耳炎、高脂血症、高血圧、プレドニゾロン服用中
経過:ワクチン接種後 30 分以上経過観察したが、特記すべき所見を認めず帰宅。夜になり呼吸苦が強くなり、横臥できないほどとなった。ピークフローも 66%まで低下。ワクチン接種翌日、外来を受診。喘息発作の診断。胸部 X 線では異常なし。ツロブテロール、サルブタモール硫酸塩投与。ワクチン接種 1 週間後、回復。
因果関係:否定できない
(症例109)発熱、鼻咽頭炎、喘息(軽快)70代 女性
既往歴 :高血圧症、僧帽弁狭窄症、気管支喘息、弁膜症、医薬品・食品による発疹・体調不良等の既往有り、アスピリン喘息あるが市販風邪薬服用中
経過 :ワクチン接種翌日、体調不良となり、鼻水、喘鳴が出現。ワクチン接種2 日後、38.2℃の発熱、呼吸苦が出現し、救急を受診。喘息と診断。ワクチン接種3 日後、喘鳴改善せず受診。心不全を併発。ワクチン接種6 日後、喘鳴、呼吸苦は未回復。心不全にて入院。カルペリチド投与開始。ワクチン接種9 日後、風邪症状、喘息発作、発熱は軽快。ワクチン接種10 日後、症状改善にて退院。
因果関係 :否定できない
不活化ワクチンだった新型インフルエンザと違って新型コロナワクチンの場合には人類に初めて使う製剤だったので,新型インフルエンザよりもさらに保守的に観察期間をむしろ延長する必要こそあれ,1/6に短縮する根拠はどこにもありませんでした(予想されていたワクチン禍)。理由があるとすれば,4時間以降に生じる遅延反応を切り捨てんがためでした。上記の3例がその動かぬ証拠です。いずれも重篤事例であり,適切な対処が遅れれば命を失っていてもおかしくない事例です。その場合,新型コロナワクチンの判断基準を適用すれば,上記の13歳の男子同様,原因不明の突然死として処理されていたわけです。
戦後、ヒトラーを「怪物」と呼ぶことで自らの責任から逃げたユンゲや
シュペーア、その他の側近たちだけを責めても、問題は解決しません。問題は、戦争がないという意味で当時よりは幸運な時代に生まれた者が、そこから何を考
えるかということ。ユンゲらの責任逃れの論理も注目に値しますが、何よりも重要なのは、人間がこんなにも、愚かになれるということです。(藤肥孝幸 映画「ヒトラー〜最後の12日間〜」 2017/12/27)
→予想されていたワクチン禍
→全てはワクチン利権のために−「合法的な」接種後死亡・副作用隠しの実態−
→ノイズとして処理された#MeToo:接種後死亡に対する嘘つき村の態度
→新コロバブルの物語
→表紙へ