会計検査院;ひとりでできるじゃん!
ここまでお膳立てしてもらったんだから、動かなければ「会計検査院なんて要らない!!」って声が出てきますよ。
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メタボ健診指導、心臓・血管病のリスク軽減につながらず…経費に見合う「効果」疑問の声 読売新聞 2020/10/12
特定健診(メタボ健診)で生活習慣病のリスクが高いとされた人に行う特定保健指導の効果は、1年後にわずかな肥満改善を認める程度で、心臓や血管の病気のリスク軽減につながっていないとの分析結果を、京都大などの研究チームが米国医師会雑誌電子版に発表した。
 メタボ健診は40〜74歳の男女が対象。今回の分析には、2014年に健診を受けた男性約7万5000人のデータを活用。腹囲の基準85センチを少し超えて特定保健指導の対象になった人と、少し下回って対象外になった人について、4年間追跡して効果を比較した。
 1年後の肥満度では、指導対象外の人は体重、BMI(体格指数)などが微増したのに対し、対象になった人はいずれも微減した。ただ、3、4年後には差がなくなった。
 脳卒中や心筋梗塞(こうそく)などのリスクに関係する血圧や血糖値、コレステロール値なども調べたが、指導による改善はみられなかった。
 理由として、研究チームは〈1〉指導対象になった人のうち16%しか指導を受けていない〈2〉全体の約半数が当てはまる腹囲85センチ以上の基準が厳しすぎる可能性がある――などを挙げた。
 分析結果をまとめた福間真悟・京大特定准教授は「メタボ健診は毎年約2800万人が受けているが、年間数百億円以上とされる経費に見合った効果が得られていない。科学的根拠に基づき、基準や手法を見直し、有効な制度に改善していくための議論が必要だ」と話している。
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Shingo Fukuma, MD, Toshiaki Iizuka, Tatsuyoshi Ikenoue, Yusuke Tsugawa. Association of the National Health Guidance Intervention for Obesity and Cardiovascular Risks With Health Outcomes Among Japanese Men. JAMA Intern Med. Published online October 5, 2020. doi:10.1001/jamainternmed.2020.4334

参考記事:下記は会計検査院自身が挙げたネタ。なあんだ、ひとりでできるじゃん!!だったら、無駄な裁判・審理ももどんどん指摘して、私を藪医者呼ばわりするような無能な裁判官や検察官を整理していってくださいな。
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災害時システム運用断念 患者情報共有で佐賀大、九州・各病院と調整不足 Medifax digest 2020年10月9日
 佐賀大が災害時に備えて九州各県の国立大付属病院と患者情報を共有するため、3億円近くを投じて整備したシステムについて、全く使わないまま運用を断念していたことが7日、関係者への取材で分かった。災害時の医療需要を迅速に把握する目的だったが、各病院との事前の調整が不十分だったとみられる。会計検査院は不適切な支出だと指摘する方針。
 大規模災害では病院が被災したり、地元を離れて避難する住民が出たりするため、医療機関間の情報共有は喫緊の課題。ネットワーク構築の動きは各地で広がっているが、実用性を欠いたことで多額の税金が無駄になった形だ。
 関係者によると、佐賀大のシステムは、各大学病院が患者数や、使用している薬などの情報を共有。災害で従来通っていた病院を受診できなくなった患者が発生した際、受け入れ可能な他県の病院が速やかに対応できるようにする。2011年の東日本大震災を契機に、佐賀大が他大学に呼び掛けて13年にシステムを整備。15年から運用を始める予定だった。
 しかし病名などの表記の形式が、各病院のカルテと佐賀大のシステムとで異なったため、各病院は患者情報をシステムの形式に合わせて入力し直す手間が生じることになった。負担の大きさから十分な協力が得られず、佐賀大は事実上運用を断念した。
 佐賀大は「現時点ではコメントできない」としている。
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