うさぎのように臆病に

「ゆうべ...拳銃の前で顔色ひとつ変えなかったあなたが...ぼくがあとを追った足音でどうして飛び上がったんです? 」
「おれが、うさぎのように臆病だからだ...」
「え!?そ、そんな...!!」
「だが...臆病のせいでこうして生きている...虎のような男は、その勇猛さのおかげで、早死することになりかねない...強すぎるのは、弱すぎるのと同様に自分の命をちぢめるものだ...」
(ゴルゴ13 28巻『ザ・スーパースター』より)

この世界は,病的な用心深さと,それ以上の臆病さを持ち合わせている奴だけが,生き残れる資格を持っているのだ
(出典 SPコミックス ゴルゴ13 38巻 鬼畜の宴 「セクシータイガー」)

自分の命を守るだけでもこれだけ臆病になる必要があるのです。ましてや、自分の職業生命と患者さんの命の両方を守る毎日を生きる限り、いつまでも臆病でありたいものです。

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