Et tu, Brute? BMJがマスクの効果をでっち上げ
世界中に蔓延した精霊信仰
BMJ編集長の変節?
「池田先生、あなたの負けです。マスクにはしっかりしたエビデンスがあるのです。あの伝説の論文、先生が20年前に「意識障害における血圧測定の診断的意義」がアクセプトされたって有頂天になっていた、あのBMJにシステマティック・レビュー/メタアナリシスが載ったのです。負けを認めなさい」
「そうですね。私も驚きました。新コロによる遷延性のパニックがここまで及ぶとは思ってもいませんでした。BMJの編集長がエビデンスを棄てて精霊信仰に走るなんて」

マスク・手洗いでコロナ発症率がどの程度下がるのか〜メタ解析/BMJ 提供元:ケアネット 公開日:2021/12/01
新型コロナウイルスへの感染、発症、死亡に関して、感染対策はどの程度有効だったのだろうか。オーストラリア・Monash UniversityのStella Talic氏らの系統的レビューとメタ解析から、手洗い、マスク着用、対人距離保持などがCOVID-19発症率の減少と関連することが示唆された。 BMJ誌2021年11月17日号に掲載。(中略)
主な結果は以下のとおり。
・選択基準を満たした論文72報中35報が個別の感染対策を評価し、37報が複数の感染対策を「介入パッケージ」として評価していた。
・35報中8報をメタ解析した結果、手洗い(相対リスク:0.47、95%信頼区間:0.19〜1.12、I2=12%)、マスク着用(0.47、 0.29〜0.75、I2=84%)、対人距離保持(0.75、0.59〜0.95、I2=87%)がCOVID-19発症率の減少と関連していた。
検疫・隔離、ロックダウン、国境・学校・職場の封鎖による有効性は、研究の不均一性からメタ解析は不可能だった。
原文
Effectiveness of public health measures in reducing the incidence of covid-19, SARS-CoV-2 transmission, and covid-19 mortality: systematic review and meta-analysis. BMJ. 2021 Nov 17;375:e068302. doi: 10.1136/bmj-2021-068302.

マスク・手洗いに対する精霊信仰
そうです,もちろん,BMJのでっち上げに決まってるじゃないですか。今時,マスクや手洗いに新コロ感染予防効果があるなんて,誰も信じちゃいませんて。少なくとも日本で 2020/21年の冬,インフルエンザを絶滅させて日本の感染症専門医の皆様も絶賛していた,霊験あらたかなマスク・手洗い・social distanceといった介入は,全て新コロ様による第3波日本の検査陽性者数の経過にはまるっきり歯が立たなかったじゃありませんか。それがでっち上げの何よりの証拠ですよ。マスク様にも手洗い様にも,あの換気を悪くするだけのアクリル板様も,みんな,みんなインフルエンザを絶滅させるけど,新コロ様にはからっきし歯が立たない!?それを科学とは呼びません。信仰です。アニミズム Animism,精霊信仰ってやつですよ。
    この精霊信仰論文が出てきたオーストラリアでも 2020年,21年のシーズンともにインフルエンザは壊滅状態でした(Australian Influenza Surveillance Report and Activity Updates)。そして御存知でしょう,なんたって感染症専門医の皆様なんだから。オーストラリアから英国(Flu annual report: winter 2020 to 2021),そしてこの日本まで、マスクに対する精霊信仰は蔓延しているのです。→バカもまた国境を超える

裁判所の認定
「だったら、なぜBMJが君の言うところの「イカサマ論文」を載せたんですか?」
「それを検証するのがあなたの仕事です。そんなこともできないのですか? 私の申し上げたいのは、『季節性インフルエンザが絶滅したのは、霊験あらたかなマスク様・消毒液様・アクリル板様の御利益だなんて、見え透いた嘘を続けるのはいい加減にしろ。ウイルス干渉が原因ですと白状して、さっさとお縄につきやがれ、このゴミ野郎』ってことなのです」
「裁判云々なんぞはBMJの論文とは何の関係もない。問題のすり替えです」
「問題のすり替えはテメーの方だぜ。そんな御託は法廷の証言のために取っておくんだな。どっちみち裁判所は、『マスク・手洗い・アクリル板等の諸々の介入に新型lコロナ感染予防効果があるとする被告の主張は一切認められない。なぜならばこの主張はもう一つの被告の主張、すなわち2020-21年の冬シーズンにおける新型コロナ大流行下での季節性インフルエンザの消失もまた、マスク・手洗い等の効果であるとする被告自身の主張と決定的に矛盾しているからである。季節性インフルエンザの消失は、ウイルス干渉のみで説明できるとする原告の主張こそに科学的妥当性がある』と認定するに決まっているけどな」

マスク・手洗い真理教の敗因
マスク・手洗い真理教の敗因は明白です。世界中の誰の目にも明らかなインフルエンザ絶滅。その原因を直視しなかったからです。妄想に囚われている人間は、自分の妄想を維持するために様々な行動をとります。一番安易なのは、妄想維持に邪魔な事実から目を背けることです。一般的にはこの行動だけで事足りますが、こと科学の世界ではそうは行きません。妄想を正当化するような研究成果を必死で得ようします。それが得られたら、世紀の大発見。世界中に蔓延しているマスク・手洗い真理教信者達は躍り上がって喜んで論文をアクセプトした。このBMJ掲載論文が示しているのは、そのようなイカサマ野郎どもの病態です。
    そんなイカサマ野郎どもには世界中の医師、研究者がマスクの有効性を信じているように見える。マスクの有効性を認める論文は全て正しく、マスクが無効だとする論文は全て間違いだ。そういうファシズムが蔓延している中では必ず教団の論理に穴が空く。そんな穴なんかあるはずがない。「みんな」がそう思っているから、とんでもないでかい穴が空いていても誰も気づかない。その穴とは何か?ここまで読んできてもわからなければそれで結構です。別にあなたが優秀ではないと非難しているわけではありません。何しろマスク・手洗い真理教信者の方々には偏差値がとびきり高い人がたくさんいらっしゃいますもの。バカは国境をも超えるのです。偏差値を超えるのなんか朝飯前です。

BMJ読みのBMJ知らず内的妥当性と外的妥当性は常にトレードオフの関係にある
    BMJのシステマティック・レビュー/メタアナリシスですからね。内的妥当性の高い論文を厳選してレビューしているであろうことは容易に想像がつきます。内的妥当性の高い研究の結果が、即日世界中に伝えられ、「どこでも、誰にでも、どんな時にでも、どんなマスクにでも備わっているあらたかな霊験に浴することができる」との妄想に世界中の人が取り憑かれる。特に新型コロナ流行時のように世界中が混乱している時は、内的妥当性と外的妥当性は常にトレードオフの関係にあるなんて警告は、内的/外的妥当性の何たるかも知らずに無邪気に躍り上がって喜ぶマスク・手洗い真理教信者達の歓声にかき消されてしまうのです。

参考文献/サイト
Covid-19: 布マスクのエビデンスとは? (BMJ. 2020.04.07)
インフルエンザ予防にはマスクと手洗い! 遠藤浩良の雑記帳 No.005 医療教育研究所
Physical interventions to interrupt or reduce the spread of respiratory viruses: systematic review. BMJ 2007; doi: https://doi.org/10.1136/bmj.39393.510347.BE (Published 28 November 2007)
布マスクの無益性を確定
【背景】布マスクの無益さを確定する結果が発表された。オーストラリアUniversity of New South WalesのMacIntyreらによる1,607名の医療従事者を対象としたRCTである(対照:医療用マスクと無指定)。【結論】布マスクの無益性が示された(医療用マスクに対する呼吸器感染症のRR:13.00;微粒子透過率:97%)。【評価】世界的には新興感染症現場でも医療従事者の布マスクが汎用されており、ガイドラインは非推奨としている。不使用への明確なエビデンスを提示する結果である。
原文→A cluster randomised trial of cloth masks compared with medical masks in healthcare workers. British Medical Journal 2015:e006577, April 2015

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