オミクロン=ただコロ様のお手並み拝見
−「専門家」・「ジャーナリスト」のお手並みも−
「変異株の恐怖」を声高に叫ぶ「専門家」「ジャーナリスト」に対し、我々が敬意を払う気に全くなれないのは彼らが炎上商法しかできない三流の芸人だからです。彼らに「自分はウイルスに試されている」「ここで下手を打ったらおまんまの食い上げだ。二度と相手にしてもらえなくなる」。そういう緊張感を全く見い
だせないからです。もちろん、その恐怖のオミクロン様とやらに対する第三回接種のお手並みも拝見しましょうぞ。デルタ株以上に「感染予防は全然ダメだったけど重症化と死亡抑制作用は明白だった。どうだ,凄いだろう。一方ワクチンとの因果関係が明白な新たな副反応は一つもなかった。どうだ,凄いだろう」って素晴らしい成果になるとは思ってますけど。
小林:変異していくうちに、だんだん弱毒化していくっていうよね。強毒化すると、宿主が死んだり、重い症状で動けなくなったりして、感染が広がらなくなるので、結果的に弱毒化したウイルスだけが広がると。
宮沢:その通りで、弱毒化したウイルスのほうが広がりやすい。ウイルスには意識も戦略もなく、どっちが有利かを考えたりしないので、変異して強毒にいく方向と弱毒にいく方向はイーブンですが、強毒に進んだウイルスは宿主を動けなくするので、医療従事者や家族など近い人にうつるかもしれませんが、そこで止まる。弱毒化したウイルスは、軽症で宿主が動き回れるので、感染を広げられる。だから、弱毒のほうが広まりやすい。
(中略)
宮沢:昔、私、犬のパルボウイルス(犬が感染すると激しい嘔吐や下痢を引き起こす)の研究をやっていたんですが、1978年ごろに急にイギリスで犬に強毒のパルボウイルスが出てきて、犬がばったばった死によったんですよ。ところが、1981年に弱毒タイプが見つかったんですね。そうしたら、あっという間に世界中、弱毒タイプに変わって、犬が死ぬ強毒タイプがこの世から忽然と消えたんですよ。そのときに、パルボウイルスの研究をしていたアメリカのコリン・パリッシュというプロフェッサーが、これはおかしいと。犬は飛行機に乗らないのに、何で世界中のウイルスがこんな同じ弱毒型になったんだって騒いでいた。それで私らが1998年に、ベトナムや台湾の犬を調べたんですよ。そうしたら、何てことはない、世界同時多発で同じ変異が起こっていた。その変異型が広がりやすいのなら、世界中で同じ変異型が広がるんですよ。
小林:しょっちゅう変異が起きているから、そうなるんだと。
宮沢:そうです。いろんな変異がランダムに起きるんですが、感染を広げるのに有利な変異だったら、それが広がっていく。ここが有利だという変異があるわけですよ。そこに変異が入るのは時間の問題で、確率論です。ちょっとは時間差があるかもしれないが、イギリスに限らず、世界中どこでも同じ。世界同時多発。
小林:生き残るやつだけがどんどん増えて、生き残るやつはどこの国でも一緒。
宮沢:そう、そう。広がりやすいやつは恐らくは弱毒だから。今、日本人は、外国のやつがすごく怖いとか言うんですが、もし外国からのウイルスのほうが日本でも流行りやすいのなら、弱毒化している可能性高いから。もしすごい病原性が高かったら広がらないから大丈夫です。広がるとしたら病原性が低いやつだから、よりいいじゃないかと思うんですけど。
(News ポストセブン コロナ変異株は怖いのか 「弱毒だから広がる」という指摘も 2021.04.10 16:00 NEWSポストセブン※小林よしのり、宮沢孝幸の共著『コロナ脳 日本人はデマに殺される』(小学館新書)より一部抜粋・再構成)
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