花粉症が始まったから
―裸踊りレコーダーの時代を生きる―
たったの4日間でまた看板タイトルを変えたのは、一昨日から目がかゆくなり、昨日はくしゃみが出だしたからだ。いよいよマスクが必要になるやもしれぬ。専門家の先生方は寒波で新コロが盛り返したとおっしゃっている。だとすると、花粉症の始まりは「既に起こった未来」を示唆していることになる。だとするとつい先日改めたタイトルも、もう古くなっていることになる。だから早速時代に相応しいタイトルにしたわけだ。もちろんガルブレイズ(念のため申し上げておくが、ドラッカーではない)の名著にあやかってだ。
今、アマゾンで新版(2008年)の古本(という立派な名詞があるのだから、わざわざ中古品と呼ぶ必要はない)の値段を見たら最低で1169円。ペーパ
バックの新本(1650円)の7掛、Kindle版(1485円)の8掛だ。古典的な良書だから、蔵書として持っている人が多く、古本市場に出回らないの
だろうか、それとも花粉症の季節を既に意識して古本の購入者が増えたからだろうか。これだけ古本が高くなると新本の方を購入する人の方が多いから古本の品
切れはないだろうが。
線香花火の一生は示唆的だ。第3波とやらが「松葉」だったのか。「あれが裸踊りだったのか・・・」 30年前はバブルがはじけて初めて、我々はそれがバブルだと気づいた。今は違う。バブルがはじける前にこれがバブルだとわかる。これも裸踊りを踊った人々の記録がしっかり公開され、誰もが確認、共有できるようになったからだ。こんなところを読んでいる非国民のあなたなら、恥知らずと後ろ指を指されないためには常に適度な緊張感が必要だと知っているだろうから、そんな裸踊りレコーダーの時代を決して怖いとは思わないだろう。(21/1/12)
→世にファシズムの種は尽きまじ
→新コロバブルの物語
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