甜茶エキス


 甜茶は中国で飲まれている甘いお茶の総称ですが、花粉症の季節に話題になるのは、バラ科キイチゴ属の「甜茶懸鈞子(テンチャケンコウシ)」という名の植物から作られる甜茶です。中国の奥地の一部の少数民族の間で昔から風邪の妙薬として飲み継がれてきたこのお茶が注目されたのは8年前のことです。そのきっかけは94年10月に日本アレルギー学会で発表された三重大学医学部耳鼻咽喉科・鵜飼幸太郎助教授らの鼻アレルギーに対する有用性の研究です。これは、一定の基準を満たす通年性鼻炎アレルギー患者18例を対象に、甜茶エキスキャンディー(40mg/1粒)を1日3粒ずつ4週間連日経口投与した結果、甜茶服用2週間後の改善率(著名改善、中等度改善、軽度改善の合計率)が65%、4週間後では75%であったというものです。自他覚所見は、くしゃみ発作及び鼻汁で投与4週目に、水性分泌量および鼻誘発反応で投与2週目に統計学的に有意な改善が認められています。この発表の次の年が花粉の大量発生年だったため、花粉症対策食品として火がつきました。甜茶は動物実験でヒスタミンの過剰分泌抑制作用を示すことが明らかになっていますが、その有効成分についてはよくわかっていないようです。甜茶の甘味成分としてはしょ糖の100倍の甘さを持つルブソシドが単離されています。


おもな成分

ポリフェノール、ルブソシド
服用法 茶、粒、飴、ガム、グミ
謳われている効能 花粉症、アレルギー性鼻炎
値段 120 円〜 2,000 円